娘の成長

言葉の遅れがある娘。

成長に伴って強くなる“こだわり”

それでも、娘なりのペースでゆっくりゆっくりではあるものの成長してきた。

成長に伴ってしっかりこだわりも強くなってきた。

昨日、夕食がハッシュドビーフだった。娘は、ポタージュスープが飲みたくて、スープの粉が入った袋を手に取った。

それから、僕の使っているお皿をどうしても使いたかったのか、僕のお皿を掴んで離さない。

お皿にはもう、ハッシュドビーフが入っているので僕も渡せない。

娘から、自分のお皿を守りきると、娘は一旦諦めたようにみえた。そうして、同じ種類のお皿を出してきた娘は、そこにご飯と、ハッシュドビーフを自分で盛り付けた。

娘は3歳だけど周りの子に比べてやっぱり成長はゆっくりなので

上手にはよそえないんだけど、それでも頑張って、こぼしながらよそってハッシュドビーフの盛り付けを完成させた。

上手にできたと思ったら…

ぼくも「上手になったね!」なんて、褒めていたんだけど

盛り付け終わった瞬間娘は

そのお皿を床に向かって バーン!と投げつけた。

そして大泣き。

大抵のことは、冷静に対処できるようになってきた自分だったけど

昨日のあれは流石にこたえたなぁ…。

最後まで成し遂げたかった…

娘としては、ぼくとお皿をとりあって、ひっぱりあった末に、ハッシュドビーフがこぼれるというところまでのストーリーが完結しないと

次に進まなかったんだと思う。

だから、わざわざ自分でよそって、溢れるところを再現したんだろうなぁ。

気持ちはわかるんだ…気持ちはわかるんだけど

溢れて、ぶちまけられて、冷蔵庫のドアにびしょびしょにかかったハッシュドビーフを拭くのはちょっと辛かった。

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