以前保育園の懇談会で「娘さんの療育は考えておられますか?」と聞かれました。
??
自分としては、あまり必要ないと思っていたので、正直少し驚きました。
個別に対応してあげて力を伸ばしてあげたい
園の先生からすると、集団の中ではこれ以上教えきれることはない…というか、多分、一斉指示では理解できないことも、娘のペースで個別に教えてあげることがもっとできれば、娘は伸びる可能性を大いに感じます。
という意味合いだと思います。
確かにその通り…その通りなんだけど。
グレーゾーンの子は行き場が難しい
娘に限らず、いわゆるグレーゾーンと言われる子どもたちの行き場は難しい。
支援も難しい。のです。
行き場がない理由1
理由1
園で言われた通り、保育(幼稚)園、小学校などの大集団の中では、みんなについていくのがやや難しい。だから、そこで自信を失ってしまったり、園の先生からすると、もう少しこの子に手をかけられたらとか、この子のペースでできれば伸びるのにと思っても、
集団を維持するためにそこまで力をかけられない(他の子も同じように見ないといけないから)
行き場がない理由2
理由2
こども発達センターなど、大きな所の療育や、言語訓練、作業訓練は人気も高く、希望者も多いので
うちの娘みたいにグレーの子(それなり、できることも多い子)は、優先順位が低く、支援が受けられない。予約がいっぱいで順番が回ってこなかったり、主治医が「必要ない」と判断する場合も多い。
行き場がない理由3
理由3
地域にある、福祉事業所の専門性は、園の先生方が思っているほど高くない。
例えば、地域の児童発達支援、放課後等デイサービス(障がいのある子の、個別指導塾みたいなことや、障がいのある子の放課後児童クラブみたいなところ)は
児童発達支援管理責任者という研修を受けた人がからなずいなければならないですが
この児童発達支援管理責任者 略して 「じはつかん」 になるための実務要件は
「子どもに関わったことがなくてもOK」「児童に関わったことがなくてもOK」です。
だから、元学校の先生だったり、介護施設の職員さんだったり、生活保護の方の支援をしていた方がなったり…
子どもを知らない施設も多い
それが必ずしも悪いとは言わないですが
園の先生が思っているような専門家はいないところも多い。
逆にしっかりやっているところは大人気で…こちらも空きがないというのが現状。
福祉の制度は昔に比べて増えて、整ってきているとは思いますが、整えば整うほど、「隙間」ができて「狭間」ができて、ちょうどその隙間にハマってしまった子どもたち(大人も)の支援は逆に難しくなっている気もします。
娘はその隙間にすっぽりハマってます 笑
さて、親としても、一応専門家としても悩みます
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